フィードバックとアップデート:国家間戦争 | EVE Online

フィードバックとアップデート:国家間戦争

2023-08-06 - 作者 EVE Online Team

勢力のために活動するカプセラの皆さんへ

昨年の拡張コンテンツ「Uprising」の一環として導入された国家間戦争の大規模アップデートに続き、拡張コンテンツ「Viridian」では、戦争に参加する各グループが所属パイロットたちに収入とモチベーションを提供できる新ツールが登場しました。国家間戦争のエコシステムは新たな均衡を必要としており、私たちはデータの分析と、EVEが誇る熱意あふれる国家間戦争コミュニティから継続的に提供される素晴らしいフィードバックを通じた因果関係の考察の両方により、その状況をしっかりと把握してきました。
そういった認識とフィードバックをもとに、今年の8月のアップデートでは、EVE Onlineの要素の中でも特に情熱的にプレイされている国家間戦争に対し、バランス修正と、戦場にいる全てのカプセラにとってのエンターテイメント性とモチベーション向上を目的とする改善と調整を行っています。

国家間戦争の改善

皆さんの助けを借り、いくつかの要改善点を特定できました。例えば、小規模なサイトで得られる勝利ポイントが、より大規模なサイトでのそれと釣り合いが取れていませんでした。戦場サイトは紛争の主な原因になることが多く、組織的行動の必要性とリスクが大幅に高くなっている一方で、旨味を感じられず、またシステム内に存在するサイトが多すぎることもあり、紛争をしかけるよりも避ける傾向がしばしば生まれていました。私たちは小規模サイトを常に選択肢のひとつとしたい一方で、より大きなリスクを取る意思があるパイロットやグループにしっかりとした見返りを提供したいと考えています。そのため付与される勝利ポイントを変更し、大規模サイトでリスクに見合ったポイントを得られるようにしました。具体的には戦場サイトで得られる勝利ポイントを500から2,000に増やし、混沌とした戦闘を制することの意義を以前より大幅に改善しました。これらの変更はいずれも、国家間戦争の関連サイトの楽しさ、リスク、そして報酬のバランスを改善することを目的としています。

加えて、この機会にサイト全体の配分も変更しています。これは新鮮さを維持しつつ、義勇兵パイロットだけでなく闘争を求めるカプセラも多く訪れる、戦場となったシステムで使われる艦船のバリエーションを豊かにすることが目的です。小型サイト、特に重要目標となっているサイトは海軍仕様艦だらけでメタが固定化する傾向にありましたが、ADVサイトの比率を大幅に高めたことで多くの海賊勢力やT2の艦船に戦場で活躍する機会が与えられ、国家間戦争のエコシステムが多様化することでしょう。海軍仕様艦は依然として選択肢に入りますが、「唯一の」選択肢ではなくなったはずです。

次にアドバンテージシステム関連、特にリスニングアウトポストとプロパガンダ看板についてです。当初、両ストラクチャは大いに戦闘を活性化させ、中には目を見張るような激戦もありましたが、時間が経過するにつれて活用される度合いが下がってしまいました。これはコストが主な原因だと思われ、活用度の問題と現在の低い供給量を解決するため、国家間戦争が発生している宙域におけるオペレーションセンターサイトの出現レートを倍増させました!

最後は、ボットについてです。リアガードシステムでのサイトランニングを自動化しているようにみえるプレイヤーに関する皆さんからのフィードバックについて、私たちは大いに注意を払っており、セキュリティチームが油断なく継続的に自動化と戦っています。実のところ、報告をいただいた全てのキャラクターが規約に違反した方法で本作をプレイしているわけではないのですが、ほとんどリスクを冒さず収入を得るという行為が、概して国家間戦争の精神に反しているという意見には賛成で、リアガードシステムは戦術目標としてデザインされており、低リスクでロイヤルティポイントを稼ぐための場所ではありません。本来の役割へと方向転換すべく、リアガードシステムのロイヤルティポイント乗数を0.5から0.01に減らしたため、戦術的価値を維持しつつ、ロイヤルティポイントの産出量を大幅に減らすことができました。

これらの変更により、国家間戦争のコミュニティから直接ご指摘いただいた多くの問題点は解決したと思いますが、新たな均衡が形成される中、私たちは今後も状況を注視し続けつつ、寄せられるフィードバックに耳を傾けていきます!

コーポレーションのロイヤルティポイントとエバーマーク

既存コンテンツのアップデートと改善に加えて、私たちは新たなコンテンツの追加、発達にも注力しています。拡張コンテンツ「Viridian」ではコーポレーションやアライアンスが調整可能な税率を通じ、ロイヤルティポイントで収入を得られるようになりました。これによりロイヤルティポイントを主な収入源とするグループは、個々人がはるかに小規模な消費をすることで個別に寄付を行い、それを管理するという面倒な過程を踏むことなく、共通の利益のために一括でロイヤルティポイントを使えるようになりました。

また、コーポレーション間でのロイヤルティポイントのトレードは瞬く間に新たな一大マーケットを形成しましたが、嬉しいお知らせとして、さらに待望の機能の追加しました。この8月のアップデートで、プレイヤーの皆さんはロイヤルティポイントをあらゆる非NPCコーポレーションに寄付できるようになり、これにより、苦労して手に入れたロイヤルティポイントのトレードの自由度が一層向上しています。

パラゴン社のエバーマークのエコシステムについても同様に拡張を続けており、同じコーポレーションやアライアンスに所属するメンバーとより直感的に協力できるようにすることで、グループの結束を高めたいと考えています。カプセラの皆さんに自身を表現する新たな方法を提供し続けるには、エバーマークの枠組みの土台を確固たるものにする必要がありますが、その一歩として、個人がエバーマークを得た際に同額がコーポレーションウォレットにも振り込まれる現行システムを補完する要素として、個人のエバーマークを所属コーポレーションやアライアンスの執行コーポレーションに直接寄付できるようになりました。これにより各グループは、そのグループ一流のストラクチャSKINを以前よりずっと長く宇宙で維持できるようになります。

直近の変更点の詳細については、正式なパッチノートで忘れずに確認しておきましょう。
プレイヤーの皆さんが新たなツールを活用し、新たな挑戦に立ち向かっていくところを見ると、いつも報われた気持ちになります。挑戦と言えば、エンジェルカルテルとガリスタスの上級士官からデータの断片を回収しようと血眼になって活動を続けてきたカプセラの皆さん、2隻のプロタイプ駆逐艦であるマンバとメクバルの設計図の修復お見事でした! ただ、解くべき謎はこの2隻だけではありません。引き続きまだ発見されていない謎を探し、それらを組み合わせてニューエデンの今後を解き明かしてください。他のカプセラと協力するのか、あるいは自分(たち)だけの秘密にしておくのか、それは皆さん次第です!

Uprisingにおける国家間戦争の変更とViridianで追加されたコーポレーション機能を楽しんでいただき、重ね重ね、本当にありがとうございます。EVEが20年代を歩む中で、引き続きこれらの要素のアップデートを行いつつ、カプセラの皆さんにできる限り最高の体験をお届けできるよう、それ以外にもたくさんの新要素を導入していきたいと思っています。

国家であれコーポレーションであれ、己が信ずるもののために奮戦してください。それでは、宇宙でお会いしましょう!