領有権に関する新情報:移行とアップグレードについて | EVE Online

領有権に関する新情報:移行とアップグレードについて

2024-06-26 - 作者 EVE Online Team
労働力を活用しましょう 柔軟性と自由地政学的状況の選択痛みなき移行

パイオニア精神を持つカプセラの皆さんへ

ゼロセキュリティ宙域における地政学的状況に前代未聞の変化が訪れる新時代。その先駆けとなる、新たな領有権システムへの移行が間もなくスタートします。経験豊かなパイロットの皆さんとCSMからのフィードバックを踏まえ、システムの価値と産出リソースに、領有権のアップグレードに関する自由と戦略性を確保するためのアップデートが行われています。

ほとんどの恒星における電力の発電量とその最小量が増加したことで戦略上の選択肢が増え、全てのシステムで領有権のアップグレードがインストールできるようになり、また柔軟性が向上しました。最小発電量は500単位になった一方で、最大発電量は1,000単位、平均発電量は651単位となっています。またサイノシュラル抑制などの戦略アップグレードの必要電力量が減少し、あらゆるシステムでそういった防衛手段をと取ることが可能となりました。さらに、大型母艦建設施設と高性能物流ネットワークについては電力、労働力、そして反応試剤に若干の変更を加えており、詳細は以下にリストアップしています。

アップグレード名

電力

労働力

超イオンアイス/時間

マグマ性ガス/時間

大型母艦建設施設

1,750

17,500

145

0

高性能物流ネットワーク

1,250

25,000

40

0

サイノシュラル抑制

500

5,000

0

2,480

サイノシュラルナビゲーション

250

1,500

0

1,095

低脅威探知施設1

270

1,890

0

0

低脅威探知施設2

550

3,850

0

0

低脅威探知施設3

850

5,950

0

0

重大脅威探知施設1

450

2,700

0

0

重大脅威探知施設2

900

5,400

0

0

重大脅威探知施設3

1,450

8,700

0

0

トリタニウム探査施設レベル1

1,750

14,000

0

0

パイライト探査施設レベル1

1,750

14,000

0

0

メクサロン探査施設レベル1

1,750

14,000

0

0

アイソゲン探査施設レベル1

1,750

14,000

0

0

ノキシウム探査施設レベル1

1,750

14,000

0

0

ザイドリン探査施設レベル1

1,750

14,000

0

0

メガサイト探査施設レベル1

1,750

14,000

0

0

こちらから詳細なデータが記載されたExcelファイルをダウンロードできます

労働力を活用しましょう

アップグレードは電力、反応試剤、そして労働力をそれぞれ一定量必要とし、これらのリソースは兵站などに関してそれぞれ特徴があります。電力はシステム間での移動ができないローカルリソースで、反応試剤は必要とされる場所に人力で輸送可能な一方、労働力は柔軟なリソースで、各システムの領有権ハブで設定することで輸入、輸出、輸送の3種類の方法で移動させることができます。労働力は産出システムから別のシステムへと輸出可能で、複数の別のスターシステムを経由することもできますが、この際、輸出先のシステムは労働力を輸入する設定になっている必要があります。経由ルートにあたる他のシステムは、領有権ハブで輸送モードに設定することで労働力を当該システムで利用することなく通過させ、最も必要とするシステムに効率的に届けることができます。輸入元となれるシステムは最大でも3つで、輸送はアライアンス内でのみ行えます。

柔軟性と自由

新たな領有権システムでは柔軟性とアップグレードパスの特典が向上しています。アップグレードはレベル1から順次インストールしていく必要があった旧システムと異なり、新システムでは戦略上の必要性に応じたレベルのアップグレードを直接インストール可能です。例えば、重大脅威探知施設2を経ることなく重大脅威探知施設3をインストールできます。この変更によりインフラの管理とカスタマイズが大幅に行いやすくなります。さらに、新システムでは各シグネチャの出現頻度が上がり、宇宙空間でのグループアクティビティを続けやすくなっています。またエスカレーションの発生率も上がっており、よりダイナミックで緊張感のある戦闘を楽しむことができます。また、「寂れた聖所」などの大型戦闘サイトが登場し、襲撃型戦艦のような大型艦にとって手ごたえのあるチャレンジに挑み、充実した報酬を獲得可能です。これらの改善はゼロセキュリティ宙域を、領有権を最大限活用し、ニューエデンの未来を形作れる、魅力的かつ戦略的な場所にすることを目的としています。

脅威探知施設は、システムのセキュリティステータスに基づいて特異点を、具体的には「寂れた聖所」レベルの戦闘サイトに「ハブ」を出現させます。また低脅威探知施設は「ラリーポイント」レベルの戦闘サイトに「避難所」を出現させます。

重大/低レベルの脅威探知施設は同時に1つしかオンラインにできず、一定レベルの軍事指数や産業指標を達成することなく運用することが可能です。

出現する特異点の数と種類はセキュリティステータスによって決まります。セキュリティステータスは5つの範囲に分かれており、そのうち2つの範囲のセキュリティステータスで重大脅威探知施設を使用した場合、以下のような結果となります。なお上記の通り、出現頻度は上がっています。

セキュリティステータス

特異点

重大脅威探知施設3

重大脅威探知施設2

重大脅威探知施設1

-1から-0.85

寂れたハブ

2

3

2

絶望的なハブ

2

3

1

たまり場

7

4

2

聖所

4

2

1

寂れた聖所

3

0

0

セキュリティステータス

特異点

重大脅威探知施設3

重大脅威探知施設2

重大脅威探知施設1

-0.45から-0.25

ハブ

2

2

2

隠しハブ

3

2

1

寂れたハブ

2

2

1

絶望的なハブ

3

2

1

たまり場

4

2

0

聖所

1

0

0

地政学的状況の選択

新登場の領有権アップグレードを使えば、インストールするアップグレードを選んで出現する鉱石の種類を決め、コーポレーションやアライアンスの戦略的ニーズをより上手く満たせるよう、採掘活動の環境をカスタマイズできます。目的に最適な種類の鉱石を選ぶことで産出するリソースを最適化し、必要な資源を安定的に供給できるようになるでしょう。

戦闘特異点と同じように、この新タイプのアステロイドベルトは若干早いペースで出現します。またひとつのシステムに同時にインストールできるのは各タイプにつきひとつのみですが、発電量が十分なシステムであれば違う探査施設をインストール可能です。また各アップグレードは、一定確率でメロコキサイト特異点を追加で出現させます。さらに、探査施設によって出現した採掘特異点では採掘エスカレーションが発生する可能性があります。

アップグレード

採掘特異点

鉱石の種類

トリタニウム探査施設

ベルドスパー

ベルドスパー、スコダイト、プラジオクレイス

パイライト探査施設

モードゥニウムの鉱床

モードゥニウム、スコダイト、パイロゼリーズ、オンバー

メクサロン探査施設

キリクシウムの鉱床

キリクシウム、プラジオクレイス、ナエス

アイソゲン探査施設

グリーミーアの鉱床

グリーミーア、オンバー、ケルナイト

ノキシウム探査施設

ノキサイトの鉱床

ノキサイト、ヘッドバーガイト、オークル、クロカイト

ザイドリン探査施設

ヘゾライムの鉱床

ヘゾライム、エイフィリウム、ビストット

メガサイト探査施設

ユイグナイト

ユイグナイト、ドゥシニウム、アーコナー

痛みなき移行

移行期間中のカプセラに対する支援として、過去の大規模なゲームプレイの変更と同じように、今後数か月にわたって段階的に包括的な払い戻し処理が行われます。このプログラムでは旧システムで行われた多大な投資を識別し、廃止されたアップグレードや領域支配用ユニット、設計図の払い戻しを行います。払い戻しは資源提供用アイテムの変換、一部アイテムの新タイプへの自動変換、その他ISKの直接払い戻しを組み合わせて実施されます。これにより、今までに費やした労力やリソースを無駄にせず、新たな領有権システムでのチャンスに投じることができます。また、力関係とリソースに訪れる転機は必然的に、カプセラの皆さんがホームと呼ぶ場所に変化をもたらします。このプロセスの影響を緩和するため、ゼロセキュリティ宙域に存在するアップウェルストラクチャからリグを破壊せずに取り外せるようになり、リグの取り外しと交換に伴う、通常は莫大なコストをかけずにストラクチャを移設可能です。よりスムーズな移行を実現し、カプセラの皆さんが必要以上の金銭的負担を被ることなくインフラを新システムに適応させられるよう、この措置は6月27日より前に配置されたストラクチャに適用されます。

領有権と採掘能力の向上に合わせた一連の対策は、シームレスな移行を実現し、カプセラの皆さんが引き続きニューエデンで繫栄を築き、未来を形作れるようにすることを目的としています。