ポータルに飛び込め – 光学迷彩型戦艦アップデート | EVE Online

ポータルに飛び込め – 光学迷彩型戦艦アップデート

2021-06-11 - 作者 EVE Online Team

隠密作戦を愛するカプセラの皆さんへ

「ポータルに飛び込め」アップデートで行われる潜伏プレイの変更により、隠密戦に新時代が到来します。各大国の光学迷彩型戦艦に新たなボーナスとダメージバフが付与される他、グリッドの中とニューエデン全域の両方における移動能力が向上します。また、光学迷彩型の探査船もバランス調整の対象となり、偵察と生存のためのクローク能力が強化されます。

以下の変更は本日よりシンギュラリティで有効となるので、test server でぜひテストに参加してみてください!


光学迷彩型戦艦によるグループジャンプ

光学迷彩型戦艦はジャンプドライブを内蔵したT2艦船で、潜伏用サイノシュラルフィールドを使い、不意打ちで敵に奇襲攻撃をしかけることができます。現在のデザインでは、この艦船は自分自身をジャンプさせるだけでなく、潜伏用ジャンプポータルジェネレーターを使って隠密フリートをブリッジすることも可能です。この能力には、究極の隠密型戦艦をただのサポート/移動手段にしてしまっているという負の一面があります。

「ポータルに飛び込め」アップデートの一環として、全ての光学迷彩型戦艦のジャンプポータルジェネレーターに新たな能力が追加され、ブリッジを使うのに比べて大幅に少ない燃料消費でフリートと共にジャンプできる新機能、グループジャンプを行えるようになります。これにより光学迷彩型戦艦自身を前線により早く送り届け、奇襲のために潜伏中のフリートに合流させることができるようになります。

グループジャンプ機能については、光学迷彩型戦艦のジャンプ範囲内にいるか、同じフリートに入っている艦船をジャンプの『同乗者』として扱い、光学迷彩型戦艦と一緒にジャンプさせることが可能です。同乗する艦船は通常のジャンプと同じ条件を満たす必要があり、ワープ妨害を受けていたりバブルの中にいる場合、あるいはクローク中であったりっジャンプ疲労が残っている場合はグループジャンプの対象外となります。なお、光学迷彩型戦艦のグループジャンプに同乗できるのは隠密行動用遮蔽装置を装備できる等級の艦船のみなので、潜伏用ポータルを使ってブリッジできる艦船との違いはありません。


光学迷彩型戦艦のバランス調整

光学迷彩型戦艦が前線に出やすくなったため、ダメージ性能が大幅に強化される他、役割に特化できるよう新たなボーナスが付与されます。現在のクローク時の移動速度は性能ボーナスに移動し、全ての光学迷彩型戦艦は、遮蔽装置使用時の艦船の最高速度に650%のボーナスを得ることになります。

これらの変更は、光学迷彩型戦艦を日陰の存在ではなくし、潜伏プレイにおける最上位艦としての地位を確立するために導入されます。10億ISKを超える額の艦船は、プレイヤーが自信を持って使えるものであるべきである一方で、強大な火力と引き換えにその高額な艦船を危険にさらすことになります。

ダメージ性能へのバフと新たに追加された燃料効率の高いグループジャンプを活かした、より面白いゲームプレイを可能にしつつ、奇襲を受ける側のプレイヤーにも反撃の余地と、あるいは高額な艦船を沈める機会を残す。そんなバランスを目指しての調整です。


光学迷彩艦のバランス調整

光学迷彩型探査船は、ボーナスがスキャンと偵察に二分されていることと、役割に合っていない戦闘向きボーナスを所持していることから長らく不遇の存在となっていました。そこで近代化改修として、戦闘向きボーナスを撤廃し、新規の偵察向きボーナスに置き替えます。これにより、EVEにおける隠密作戦の存在感が大きくなることでしょう。

全ての光学迷彩型探査船がワープを行うのに必要なキャパシタの量が減少し、ワープ中のキャパシタの枯渇が起きにくくなります。さらに、ヘリオスとチーターについてはクローク時の速度ボーナスが付与されます。一方、アナシマとバザードについてはスキャン誤差の減少能力が付与され、スキャンに特化した艦船となります。

以上の偵察能力の強化に加え、各船にロースロットが追加されますが、ヘリオスについては、代わりにハイスロットが追加されます。これによりヘリオスは、The Great Escape アップデートで導入されたインターディクション無効化モジュールを有効活用できるようになります。


EDENCOMのアップデート

「ポータルに飛び込め」アップデートと共に、ヴォートンプロジェクター兵器システムの性能向上も行われ、EDENCOM艦が強化されます。具体的には、全てのヴォートンプロジェクターの最大ヒット数が5から10に増加し、大規模な敵集団に対してさらに高い攻撃力を持つようになります。




テストサーバーであるシンギュラリティにおける変更は以下の通りですが、テスト結果とプレイヤーからのフィードバックに基づいてさらに変更されます。

光学迷彩型戦艦

  • 遮蔽装置使用時の最高速度ボーナス(650%)が、性能ボーナスに移行

リディーマー:

  • 大型エネルギータレットの発射間隔の短縮率が5%から10%に増加
  • エネルギーノスフェラトゥとエネルギーニュートラライザーの吸収量に10%のボーナスを追加
  • キャパシタ許容が5,312から5,912に増加

シン:

  • 大型ハイブリッドタレットのダメージボーナスが5%から10%に増加
  • 艦船が持っていた5%の慣性ボーナスを削除し、慣性乗数を25%増加
  • 支援専門ドローン転送量に10%のボーナスを追加
  • ドローンのトラッキングおよび最適射程距離に7.5%のボーナスを追加

パンサー:

  • 大型プロジェクタイルタレットのダメージボーナスが5%から10%に増加
  • 艦船が持っていた5%の速度ボーナスを削除し、最高速度を25%増加
  • ラージプロジェクタイルタレットのトラッキングスピードに7.5%のボーナスを追加
  • ラージプロジェクタイルタレットの精度低下範囲に7.5%のボーナスを追加

ウィドウ:

  • 高速ヘビー/クルーズミサイルとトルピードの発射間隔の短縮率が5%から7.5%に増加
  • ECMターゲットジャマーの強度ボーナスが30%から40%に上昇
  • シールドレジスタンスに4%のボーナスを追加

マーシャル:

  • 大型ハイブリッドタレットのダメージボーナスが5%から10%に増加
  • 大型プロジェクタイルタレットのダメージボーナスが5%から10%に増加
  • 大型エネルギータレットのダメージボーナスが5%から10%に増加
  • 高速ヘビー/クルーズミサイルとトルピードの発射間隔の短縮率が5%から10%に増加

隠密行動フリゲート

  • 全ての探索向け隠密行動フリゲートの戦闘ボーナスを削除
  • ワープを行うのに必要なキャパシタの量が15%減少

ヘリオス:

  • クローク時の速度に5%のボーナスを追加
  • ハイスロットが1つ増加

アナシマ:

  • スキャン誤差の修正能力に5%のボーナスを追加
  • ロースロットが1つ増加

バザード:

  • スキャン誤差の修正能力に5%のボーナスを追加
  • ロースロットが1つ増加

チーター:

  • クローク時の速度に5%のボーナスを追加
  • ロースロットが1つ増加

ヴォートンプロジェクター

  • 全てのヴォートンプロジェクターの最大ヒット数が5から10に増加