エキノックスにフォーカス:さらに活気づくゼロセキュリティ宙域 | EVE Online

エキノックスにフォーカス:さらに活気づくゼロセキュリティ宙域

2024-05-07 - 作者 EVE Online Team

カプセラの皆さん!

2024年最初の拡張コンテンツ、「EVE Online:エキノックス」が間もなく登場します。連載記事「エキノックスにフォーカス」の第1弾では、6月11日にゼロセキュリティ宙域に登場する、活気を呼ぶ変更点や新型ストラクチャ、そしてエキサイティングなカスタマイズ要素についてリリースに先駆けてご紹介します。記事の隅々まで目を通しつつ、5月8日16:00(UTC)より行われる CCPTV のライブ配信にて、拡張コンテンツに関するさらに詳細な情報を手に入れましょう。

拡張コンテンツ「エキノックス」の根底には、ゼロセキュリティ宙域をより有意義で活発な、コンテンツとアクティビティのカスタマイズ要素が充実し、ある種のトポロジーを持った場所にしたいという思いがあります。エキノックスの登場により惑星が各スターシステムの機能にとって不可欠な、戦略的に重要な存在となり、スターシステムは大きな影響を受けています。

2016年にシタデルをリリースして以来、アップウェル・コンソーシアムはゼロセキュリティ宙域において大きな役割を果たしてきました。そのアップウェルが新たにリリースする総合ソリューション「エキノックス」は、ゼロセキュリティ宙域を、生計を立てる場所から本拠地を置く場所へと変える上で次なる重要なステップとなる要素で、カプセラの皆さんはかつてないほど多くのツールやコンテンツにアクセスし、ニーズに合わせて宇宙を形作れるようになります。メカニズムの改良、所有権システムの最適化、そしてカスタマイズ要素の充実により、ゼロセキュリティ宙域が住人にとってより大きな意義と重要性を持てる未来に向けた基盤は着々と整っていると言えるでしょう。

新たなストラクチャ

ゼロセキュリティ宙域の状況の一変に繋がるエキノックスの主要機能のひとつが、軌道スカイフック、領有権ハブ、そして衛星ドリル「メテノックス」など、アップウェルが手掛けた重要な新ストラクチャによる、カプセラのアクティビティの充実です。これらのストラクチャは新たなコロニー資源の抽出や開発を可能にし、カプセラは領有しているゼロセキュリティ宙域内の惑星や衛星に存在する豊かな資源を利用して富と影響力を強化し、それらを領有エリアの隅々にまで広められるようになります。

軌道スカイフック

いかりの形をした軌道スカイフックは税関を置き換えるものとして登場し、今後、惑星の資源を抽出するにはこのストラクチャが必要になります。軌道スカイフックは、税関オフィスが持っていた、惑星インダストリーの資源に関するインターフェイスとしての役割を引き継いでいるだけでなく、エキノックスで登場する新たなコロニー資源を抽出することも可能です。軌道スカイフックはあらゆる種類の惑星に設置できますが、設置場所はプレイヤー領有のゼロセキュリティ宙域内に限られ、さらに各惑星の軌道上に設置できるのはひとつのみという制限があります。

海賊による軌道封鎖が断続的に発生するため、カプセラは軌道スカイフック設置後も警戒する必要があります。こういった軌道封鎖が発生するとプレイヤーはNPC海賊と交戦することになりますが、主力艦や大型主力艦を含む、オフィサーレベルの海賊が乗り出してくる可能性があります。また軌道封鎖の解除に成功すれば当該ソーラーシステムの防衛レベルが向上するだけでなく、ISKも手に入るため、軌道封鎖は強力な海賊NPCを倒して豪華報酬を手に入れるチャンスと言うこともできるでしょう。

領有権ハブ

領有権ハブの登場により、領有可能なゼロセキュリティ宙域の所有者に新たなチャンスが生まれます。このアップウェルの革命的な新型ストラクチャは、領域支配用ユニットとインフラストラクチャハブという既存の領有関連ストラクチャを置き換え、領域の管理能力を刷新・強化し、カプセラが支配するシステムのメカニクスやゲームプレイをアップグレードできます。

領有権ハブは主要機能として領域をアップグレード可能で、プレイヤーは主にこのアップグレードを通じて支配しているシステムの強化とカスタマイズを行うことができ、これにより宙域を領有/奪取する意義と動機が生まれます。これらの新たなアップグレードには既存の領域アップグレードよりも有意義な選択肢が存在し、カプセラは領有しているエリアをよりクリエイティブな方法で支配できるようになります。

強化された領域アップグレードの例として、海賊探知施設のアップグレードによる新たな、そしてより手強い特異点への対応が挙げられます。この施設によって検出されたあらゆるサイトではエスカレーションが発生し、主力艦やオフィサーレベルの敵が登場する可能性があります。

また別のアップグレードでは未対応だった鉱石を検知し、ゼロセキュリティ宙域を領有しているリーダーがシステムからどんな無機物を産出するのかを選べるようになります。これによって製造におけるボトルネックを改善し、ニーズに合った宙域を形作ることができる可能性があります。

コロニーの資源

この拡張コンテンツでは3種類のコロニー資源(電力、労働力、反応試剤)が登場します。領有権ハブで利用できる様々なアップグレードを有効にするにはそれぞれ異なる量のコロニー資源が必要で、各エリアで利用できるカスタマイズオプションに影響を与えます。各資源は特定の場所でしか手に入らず、システムのトポロジーによって利用できる資源が決まります。

電力は恒星やプラズマ、あるいは暴風惑星から得ることができ、その量によって領有権ハブが対応・稼働させることができるアップグレードの数が決まります。労働力にはそういったアップグレードを稼働させるために必要な人的資源、専門家、そしてツールです。どちらも絶対の制限ではなく、一定の条件のもと、システム間で移動させることができます。反応試剤は、氷惑星や溶岩惑星から抽出できる2種類の新型燃料が該当します。領域のアップグレードや衛星ドリル「メテノックス」を稼働させるために使われるこれらの燃料は自由に取引可能なので、企業家精神あふれるカプセラにとって新たなマーケットのチャンスとなるでしょう。

抽出が完了すると電力と労働力は領有権ハブで利用できるようになりますが、反応試剤については収集、分配する必要があります。

資源を巡って起きる戦い

勘が鋭いパイロットは気付くかもしれませんが、電力は基本的な資源である一方、ほかの2つの資源は騒乱の原因になりやすい傾向があります。領域アップグレードは電力と労働力を必要とするため、破壊工作や妨害を目論む者にとって、軌道動スカイフックの破壊は新たな好機となります。軌道動スカイフックは単一のシールド強化サイクルを持ち、アーマーと船体のダメージに上限がある中型のアップウェルストラクチャで、強化状態中も機能し続けます。

また、軌道スカイフックに関連した奇襲形式の新アクティビティが追加され、パイロットの皆さんはESSへの強奪のようにハッキングで侵入することで資源を盗み、売却することができます。反応試剤は軌道スカイフック内で“熟成”させる必要があるため、常に格好の強盗の標的となります。

領有権ハブの労働力輸送用複合施設か、労働力を提供しているスカイフックを直接攻撃して、敵の労働力を混乱状態に陥らせたり、攻撃前に反応試剤を枯渇させたりすることも有効な戦略で、略奪や襲撃を検討している者たちによっては意義ある新たな戦いの動機となるでしょう。

なお、これらの新ストラクチャの登場が多大な注目を集めることは確実で、現地の海賊勢力も関心を持つと思われるため、無防備なハウラーでそういったストラクチャにワープする際は警戒を怠らないようにしましょう!

衛星ドリル「メテノックス」

エキノックスで登場するもうひとつのストラクチャが、衛星ドリル「メテノックス」です。燃料ブロックや、惑星から採集できる新資源の反応試剤を動力源の一部とするこのストラクチャは、ローセキュリティ宙域、ゼロセキュリティ宙域、そしてワームホール宙域に配置可能です。メテノックスは、アサノアやタタラを使った手動抽出に比べれば効率が落ちますが、衛星鉱石の採掘と精錬を自動的に行い、ゆっくりと資源を収集することができます。そのため、普段は攻撃に主眼を置いている小規模なアライアンスやコーポレーションが、必要なマンパワーを用意できない場合でも衛星採掘を行えるようになるほか、十分なマンパワーを持っているグループの場合も、高い価値を持つ鉱石を手動で採掘し、価値が比較的低い鉱石についてはメテノックスに任せることができます。

衛星ドリル「メテノックス」は攻撃に対して脆弱で、単一かつ短時間の強化タイマーしか持っていません。強化状態の衛星ドリルから資源を取り出すことはできず、襲撃者は攻撃をしかけ、ドリルの破壊に成功すれば資源を奪取できます。また、攻撃を成功させれば自分たちのメテノックスを配備することも可能になります。

改良されたインターフェイス

数々の新ストラクチャはゼロセキュリティ宙域を活性化させることを目的としています。クオリティ・オブ・ライフの点で、宇宙における操作性向上や使いにくさの軽減、そして新ストラクチャの使い勝手改善を目的として、ユーザーインターフェイスのいくつかの点を変更しています。宇宙空間専用のUIではシームレスに燃料やハッキングの目標物を預けられるほか、重要な情報に簡単にアクセス可能です。この最適化されたインターフェイスを利用すれば、没入感を損なうことなくアップウェルの新型ストラクチャを操作できるでしょう。

新たなコロニー資源、電力、労働力、そして反応試剤の流通の情報については、資源採掘タブのエージェンシーウィンドウにて簡単にアクセスできます。エージェンシーウィンドウでは特定の資源や、供給状況、量を検索・フィルタリング可能で、パイロットは領有宙域の拡大に関する決断に必要な情報を得たり、狙う価値があるスターシステムを探したりすることができます。

マネージメントレベルの役職についているカプセラは、アップグレードの取り付けや優先順位付けを行える専用インターフェイスを利用できます。またパイロットはアップグレードのレイアウトを希望通りにデザインしたり、領有権ハブで利用できる資源の確認や効率的な労働力の移送管理を行ったりできます。このインターフェイスは、戦略的決断を行う上での中央ハブとして、マネージャーは領域を効率的に最適化できます。

また、ゼロセキュリティ宙域内に領域を保有しているアライアンスに所属している全てのプレイヤーは、コーポレーションウィンドウを通じて共有の目標の進捗状況を確認したり、最新情報を受け取ったり、あるいは領域のアクティビティに関する分析結果を入手したりといったことを行えるようになります。またアライアンスタブについても、領有権専用の新たなセクションが追加されています。この変更の目的は、分かりやすさ、アクセスしやすさ、そして見た目の美しさのバランスを取ることにあります。簡単にソートできるテーブルレイアウトや、詳細な検索を行えるようになるフィルター、資源の割り当てや燃料の消費などアイテムの状態が分かるグラフィックデータを導入することで、情報提供機能と美麗な見た目を兼ね備えたデザインのインターフェイスとし、カプセラの皆さんが常に領域の状況について関心を持ち、最新の情報を把握できるようになります。

ゼロセキュリティ宙域の未来に向けて

総合ソリューション「エキノックス」のリリースにより、アップウェルは宇宙におけるシステムの位置の戦略的重要性を再定義しようとしています。エキノックスを活用すれば、カプセラの皆さんは支配するシステムを特化させ、必要に応じて領域全体の労働力を柔軟に運用することができます。

パイロットは潜在的な経路を考慮する必要があるため、総合ソリューション「エキノックス」の利用については戦略的計画の作成が最重要です。例えば、あるシステムが電力資源は非常に豊富な一方で、付近に労働力の供給源が存在せず、また孤立しやすい位置にあった場合、カプセラはその場所にリソースをつぎ込むか、あるいは適正という点では劣るもののより防衛しやすい場所にあるシステムを選ぶことができます。またシステムから得られる資源を最大化する様々なアップグレードについても配分を検討する必要があり、採掘と戦闘どちらの活動に特化するかは、戦略的決断に大きな影響を及ぼします。

拡張コンテンツ「エキノックス」では略奪、取引、そして裏切りの機会が増え、また特定のシステムは極端に採掘や戦闘に特化させることになります。衛星ドリル「メテノックス」ひとつ取っても、小規模な襲撃を誘う戦略的な囮にする以外に、大規模な収入源とすることも可能です。また、アイソゲンの採掘や高レベル海賊狩りなど特定のニーズに合わせてシステムを調整できるという点は、多くのプレイヤーにとって魅力的です。ワームホールでの活動に慣れたプレイヤーの場合は、身の程知らずの敵に対する待ち伏せや、反応試剤を生産する無防備なスカイフックへの襲撃に胸が高鳴るでしょう。

拡張コンテンツ「エキノックス」では、胸躍るコンテンツが目白押しです。システムの価値基準が一変し、パイロットの皆さんは革新的なツールを使って宙域をカスタマイズしつつ、様々なスケールの戦いにおいて新たなダイナミクスを生み出すことになります。ゼロセキュリティ宙域に訪れる変革の時代において展開される戦略が、ニューエデンの逸話に満ちた歴史と未来にスリリングな新章をもたらすことは間違いありません。5月8日16:00(UTC)よりCCPTV のライブ配信を視聴して拡張コンテンツの詳細な情報を手に入れ、盛り上がりが最高潮に達しているカプセラデーの祝賀イベントにもぜひご参加ください。スキルポイントやブースター、SKINなどが手に入るカプセラデーの累積デイリーログイン報酬は、拡張コンテンツに向けた準備にうってつけです!